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Lydith 3,5/30
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表記:Lydith 3.5/30 |
最短撮影距離:0,33m |
最小絞り:22 |
絞り:プリセット |
マウント:エキザクタバヨネット |
構成:5群5枚 |
製造・年代:Meyer-Optik Goerlitz, 1964- |
フィルタ径:A51/S49X0,75 |
重量:180g |
特記事項:1st Quality mark, コーティング |
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リディート3,5/30は数少ないマイヤー製広角レンズの白眉とも呼べるもので、簡単でやや古臭い設計の割には、クー氏やアギラ氏も書いているように非常にシャープでコントラストの高い描写をする。1964年に登場し、エキザクタマウントのほかプラクチカやペンティナ用としても生産された。東独製唯一のレンズシャッターSLRカメラ、ペンティナ用に供給されたものを除けば、すべてプリセット絞りで多少の使いにくさは否めないが、コンパクトでゼブラ模様の鏡胴も造りが良い。最短撮影距離は33cmと少し長い。
オレステゴン2,8/29と並んでマイヤー製レンズがすべてペンタコンと名前を変えた1980年代まで生産されていた。1960年代の本体価格は150DM。存在は地味だが、現在でも非常にコストパフォーマンスの高いレンズだ。