■ Primagon 4,5/35


表記:Primagon 1:4.5/35 V
最短撮影距離:0,4m
最小絞り:22
絞り:プリセット
マウント:エキザクタバヨネット
構成:4群4枚
製造・年代:Meyer-Optik Goerlitz, 1957-
フィルタ径:A51/S49X0,75
重量:160g
特記事項:1st Quality mark, Vコーティング

 1957年にこのプリマゴンが出るまで、マイヤーの広角レンズはヘリオプランと広角ドッペルアナスチグマットの4,5/40しかなかった。構成は4群4枚で、トリプレットの前に広い空気間隔を設けて大きな凹のエレメントを1枚配している、当時のオーソドクスなレトロフォーカスタイプだ。開放F値が暗い無難な造りのおかげか、割合にまともな描写をする。
 鏡胴は割合にコンパクトにできていて、50年代のツァイスレンズと同等のアルミ鏡胴製でしっかりしており申し分ない。最短撮影距離は40cmとやや物足りないが、このスペックを考えれば穏当なところだろう。マイヤーの35ミリ玉はこの1種類しかない。
 1961年の価格は145DM。プラクチカマウント版もある。

2005 Urayasu, Chiba. F8. NEOPAN 400 PRESTO



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