■ Primoplan 1,9/58


表記:Primoplan 1:1.9/58 V
最短撮影距離:0,6m
最小絞り:22
絞り:プリセット
マウント:エキザクタバヨネット
構成:4群5枚
製造・年代:Meyer-Optik Goerlitz, ?
フィルタ径:A51/S49X0,75
重量:000g
特記事項:Vコーティング

 戦前からあったマイヤーの中望遠レンズで、戦後プリセット化されたもの。1939年当時の価格がRM205で、当時それだけ出せばエクザクター4,5/5,4cmつきキネ・エキザクタが買えた。1954年時点ではRM330でさすがにカメラは買えなくても、シュタインハイルのクルミナー2,8/85やシャハトのトラヴェナー2,8/85よりは1.5倍から倍近く高かった。
 プリモプランは明るく作ることができたようで、焦点距離は違うがVPエキザクタやナハト・エキザクタにも搭載されていた。構成は基本的なエルノスター型で、第2群が接合ダブレットになっている。マイヤーに再就職したルドルフの設計とも云われるが、よく判らない。
 写りは独特で、癖玉の筆頭だろう。開放では非常に甘く、また至近だと周辺がぐるんぐるんにぼけるので、背景の処理には注意が必要だ。絞ればけっこうシャープになる。


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