Contax IIIのトップカバーを外す | 1/2 |
(2)巻き戻しノブを外す。 なんにも考えなくていいから、巻き戻しノブのてっぺんにあるマイナスネジ(部品一覧fig.17の1)を外す。一番上の円盤(fig.1の2)を抜き取り、ワッシャ(部品一覧fig.17の3)も取りのける。 下の絞り表示環(fig.1の4)もただ填っているだけなので、これも抜き取る。 |
fig.1 |
(2−1)感度表示環を外す。 中心軸そばにいもネジ(fig.2の6)が見えているので、これを外す。感度表示環(fig.2の5)はねじ込みになっているので、普通に回せば外れる。何度か調整された個体だと、いもネジの穴が軸の周りにいくつかあいていることがあるので、組上げの際には注意すること。 ちなみにこの表示環には突起(fig.3の赤矢印)があって、これが感度設定のときに表示環が回りすぎないようストッパーの役目を果たしている。 |
fig.2 fig.3 |
(2−3)露光計調節環を外す。 この調節環(fig.4の7)もまた填っているだけだから、簡単に抜ける。なお、抵抗部品(同8)がこの調節環に取付けられているが、(9)の2つのネジを緩めることで取付け位置をずらす(つまり調整する)ことができる。fig.4の赤矢印は、抵抗の接点である。 なお、感度表示環を外さなくても調整できるよう、感度表示環には通し穴があけられている。(fig.5参照。赤矢印はいもネジを抜いた穴) |
fig.4 fig.5 |
(2−4)抵抗板を外す。 調節環を外すと抵抗板(fig.6の10)が見える。これは(11)(12)(13)のネジを抜けば外れる。 (13)のネジは、光電池に接続するライン(fig.6赤矢印)を止めているものなので、断線、特に被覆を破かないよう注意して回すこと。この被覆が破れて中の導線がダイカストや上板などに接触すると、露出計は正しく動作しない。 |
fig.6 |
(2−5)上板のネジを外す。 fig.7の14のネジを外して、上板(15)を外すための軍艦部左側の作業はおしまい。赤矢印は例のライン。 |
fig.7 |