FEDの距離計ユニットを外す


FEDの距離計ユニットは、軍艦部カバーを外しただけでは取り外せないので、シャッターユニットも引き抜く必要がある。別項参照のこと。
1)左右像調節ネジ穴の周囲にあるナット(29)を外す。このなかに回転ミラーを近距離側に押し付けている押さえバネ(31)があるので、紛失しないように。

▲fig.1

▲fig.2
2)下からシャッター室側のネジ4本(31〜33)と、パトローネ室側のネジ(34)を外す。これで距離計ユニット(35)が取り外せる。

▲fig.3:シャッター室側

▲fig.4:パトローネ室側

▲fig.5:距離計ユニット
3)距離計ユニット下面の穴から見えているレバー(36)が、回転ミラーに直結しているレバーで、距離計連動レバー(37)の上部構造(38)がこれを押して距離計像を動かす。

▲fig.6:距離計ユニット下面

▲fig.7

▲fig.8
4)取り付け方。
連動レバーの上部構造をきちんと距離計ユニット下部の穴におさめるようにして、ユニットを元の位置に戻し、トップカバーの下側からネジ4本を締める。左右像調節ネジ穴に押さえバネ(31)を入れ、ナット押さえ(30)をはめてナット(29)を締める。
5)無限遠の調整。
この調整は距離計ユニットを取り外さなくても、軍艦部カバーさえ外せばできる。距離計連動レバーをフリーにして(レンズを外せば良い)、上面に見えるネジ(14)を外す。奥にネジ(15)が見えるので、これを回すと無限遠出しができる。ネジ(14)は戻すときにねじ込みすぎると中に落ちてしまうので、ほどほどに。

▲fig.9

▲fig.10



[ インデクスに戻る ]
(C)2005 Yoshitane Takanashi inserted by FC2 system