FEDのシャッターユニットを取り出す |
FEDのトップカバー(天板)はシャッターユニットと一体になっており、軍艦部カバーを外さなくても取り外すことが可能。
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1)前身頃のネジ4本(17)を外す。
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▲fig.1 |
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2)マウントリング(18)のネジ4本(19)を外す。シャッター室側にネジ受け板が2枚(fig.5の24と25)ある。
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▲fig.2 |
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3)トップカバーの6本のネジ(20〜22)を外す。前に3本(20,21)、背面に3本(22)ある。ちなみに古い(プランセル本のタイプc以前)フェドでは前側の真ん中のネジ(21)はマウントリング(18)に半ば隠れている。 |
▲fig.3:正面 |
▲fig.4:背面 |
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4)あとはトップカバーごとシャッターユニットをケーシング(23)から引き抜く。このときフィルム圧板を傷つけないように、カードかなにかを差し込んでおくと良い。
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▲fig.5 |
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5)取り付け方。 フィルム圧板(26)を元の位置に戻して、シャッターユニットをケーシングに収める。このとき圧板がずれやすいので、シャッターをバルブにして中から押さえるようにして入れると良い。バルブで固定するにはシャッターを切って巻き戻しレバーをBに回しておく。 ケーシングにおさめたら、トップカバーのネジ6本を締める。例の正面真ん中のネジ(21)はほかの5本と違う平皿ネジなので注意(タイプd以降なら関係ない)。そのあとマウントリングを取り付ける。ネジ受け板(24,25)を支えながらネジを締めるので、ちょっとコツが要る。 |
▲fig.6 |
▲fig.7 |
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6)捕捉。 バルブにするには速度決めピンを円盤のバルブの穴に落とし込む(fig.8の状態にする)。円盤にあいている穴は時計回りにB(に隠れて見えない)、1/20、1/30、1/40、1/60、1/100、1/200、1/500。どうやら1/1000の穴もあるみたいだ(ダイヤルには刻印されてないが)。fig.9-10はシャッターを切る前と、巻き戻しレバーを回した状態のスプロケット下部構造の様子。 |
▲fig.8:バルブの状態 |
▲fig.9:通常位置 |
▲fig.10:巻き戻し位置 |